DEMIO CYBER NAVI化大作戦 〜 番外編・ついでにリビングキットも分解 (Page 1 / 1)

 番外編・ついでにリビングキットも分解・・・


■ ブレインユニットと対になるリビングキットも分解してみよう・・・


CYBER NAVIのリビングキットは、過去のモデルから何度かにわたって、使用形態が変更されてきたようだ。
一時期のモデルでは、テレビを接続して画面を実際に見ながら、リモコンを使って操作する形態であったり、それ自体が LANを接続できるような構造であったりと、一種のインテリジェント端末 のように まとめられていた。 この形態であれば、もちろん PCは必須ではない。

2008年モデルの AVIC-VH9000では、このあたりの構造は根本から見直され、USBケーブルでPCに接続 するという、ある意味割り切った構造に変更されている。 PCからは「マスストレージデバイス」として認識され、専用ソフトを インストールすることで、音楽や映像などの各種データ転送、ドライブプランはもちろん、マップのアップデートなども行える。
その 専用ソフトのデキ については 文句の付けどころ は色々とあるものの、全体の構造としてはよくまとめられていると思う。

ということで、本題に入ろう。
先日は、NAVIの主要機能が詰まっている ブレインユニットの分解 を行ってみたのだが、やはり リビングキットも分解するべき なのかな・・・ と思う次第だ。 市販の USBハードディスクの 構造を考えると たいした回路は入っていない のかも知れないが、ブレインユニットと突き合わせて見る ことで、何か発見があるかも知れないので、ざっと調べてみることにする。


▲ 最初は固定ネジの取り外し[拡大写真]
▲ ツメの位置を確認してこじ開ける[拡大写真]


やはり最初は、固定されているネジの位置を調べる・・・ のだが。
少し調べた感じではネジらしきものは存在せず、しかし ケースをこじ開けようとすると異様にカタイ という状況だったりする (^^; で、再度調べてみると、ブレインユニットを挿入するスロットの底にネジが 2本・・・ 何か意地悪な構造だなぁ。

あとは、噛み合っているツメの位置を確かめつつ、こじ開ける・・・ と。
ツメの位置は右上の拡大イメージ参照。 ケース反対側にも、ほぽ同様の位置関係でツメが存在しているので、そちらもうまくコジって フリーにしてやろう。


▲ 回路基板のお出まし〜 (^^)[拡大写真]
▲ イジェクト機構とスイッチ[拡大写真]


ケースの上側カバーを抜き取ってやると、回路基板のお出ましだ。
カバーを抜き取る際、ブレインユニットイジェクト機構の白い樹脂部品、電源スイッチのスライド部分などが引っかかるので、 うまくかわしつつ抜き取ることが必要。

出てきた回路基板は、少し薄手の多層基板なのだが、部品は片面に集められている。
反対側の面には、ブレインユニットと接続するためのコネクタが L字型にマウントされているのみ。 基板の地肌を見せないためにか、 黒いシートがコネクタのマウント部分に貼り付けられている。


▲ スイッチ部分拡大[拡大写真]
▲ リビングキットを上から見る[拡大写真]


左上のイメージは、イジェクト機構とスイッチ部分を拡大して見たところ。
電源スイッチはサブ基板にマウントされているが、よく見ると、そのすぐそばには イジェクト機構動作時にONするスイッチ も取り付けられている。 リセットスイッチかな?
ちなみに、電源スイッチのスライド部分はイジェクト機構と連動しており、「ON」位置ではイジェクトレバーが下がらないよう、 ストッパーが仕込まれている。

右上のイメージは、裸にしたリビングキットを上から見たところ。
先ほども記したが、一般的な基板の「ハンダ面」に相当する側には、コネクタ以外の部品はマウントされていない。


▲ 回路基板ウラ面[拡大写真]
▲ 回路基板オモテ面[拡大写真]


例によって、最後は丸裸にした回路基板両面のイメージを確認して主要部品を調べる・・・ なのだが、一見して 大半が電源関係のパーツ で占められているっぽい (^^;
あと、基板の端っこの方に、74VHC14やシングルゲートの ICがいくつかマウントされているものの、あまり気合いを入れて見る類のものでは ないかも。

ということで、今後何か発見があったら情報を追記する・・・ ということにしておいて、一旦このあたりで区切っておきたいと思う次第だ。 もし、回路基板のイメージ その他を見られて、有用な情報がありましたらゼヒ 掲示板 までお願いいたします〜 m(__)m

2009/04/26 Yutaka Kyotani (公開)

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