台所用TVの製作「買ってきた“パネル付きユニット”を解体する」・・・ (Page 1 / 1)

 買ってきた“パネル付きユニット”を解体する


■ さ、分解だ・・・


購入直後に一通りバラして A-100Kと接続、動作確認は済ませてあったのだが、実際にこのケースを改造して 使うための検討を行っていくことにする。 分解と並行し、再利用する部品などの検討も含めて行ってみる。

左下の写真が買ってきたブツのイメージだ。 某IBM ThinkPadの上蓋部分を取り外したそのまんまである(笑)
ネジ穴にはめてあるゴムのメクラ蓋を取り外したあと、下側3箇所のネジ止めをサクッと外し、はめ込んである爪を パキパキと外して行くと、やがて右下の写真のような内部がお出ましだ。

▲ 買ってきた状態のユニット[拡大写真]
▲ 前面のカバーを外してみた[拡大写真]


ケースの左右両側には、細長いエンクロージャーに納められたスピーカー。 2ユニット式? それとも片側がドロン・コーンユニットかな?
ケースの下側には、バックライトインバータらしきシールドされた基板と、LEDがいっぱい付いた表示用の基板が取り付けられており、 バックライト用の高圧ケーブルも確認できる。 バックライトの蛍光管は1灯だ。

バックライトインバータを取り出したのが左下の写真。 ごくごくフツーのインバータのようだが、やはり極薄サイズである。 できればこいつは調査の上再利用したいところだ。
右下の写真がパネルを取り外して裏返してみたところ。 ご本尊は TX31D27VC1CBB、日立製作所謹製である。 見たところは一般的なSVGAパネルそのまんまで、 入力コネクタもヒロセの DF9-41Pinタイプが使われている。 以前にA-100Kに接続して動作確認した際も、A-100K付属部材だけで一発完動だった。

▲ バックライトインバータ基板[拡大写真]
▲ 液晶パネル裏面[拡大写真]


それぞれの基板や、ヒンジの固定金具を取り外して並べてみた。 スピーカーには、何と ALTEC LANSINGの ロゴが入っている (^^) これも当然再利用だな。

▲ インバータとLED基板など[拡大写真]
▲ スピーカーユニット[拡大写真]


ヒンジ金具は、再利用するメリットがあるかどうか微妙なところだ。 もしうまくまとめにくそうなら、別の方法も検討しよう。 LEDがいっぱい付いた 基板は何に使おう・・・ A-100KってこんなにLEDいらないしねぇ。 没かな?
あと、インバーターの再利用をしくじったときの逃げ道も考えておく必要あるかな。 極ウスのインバータって、あんまりないんだよな・・・。

・  ・  ・  ・

■ ということで、これからの作業は・・・


一通り解体が終わったところで、考えられるこれからの作業をリストアップしてみると、
  • バックライトインバータが再利用できるか調査し、可能なら配線引き出し
  • スピーカーの配線を引き出す
  • 液晶自作キットなど、回路を実装する方法を検討する
  • 操作方法を検討し、必要なスイッチ類を取り付ける
  • できあがりをイメージし、台所への取り付け方法を検討する
とりあえず、少しずつ実験しながらこの後の項目で解説していきたいと思う。

幸い、ケース内の部品実装状況にはまだ余裕があるので、ちょっとした小物部品なら詰め込むことはできそうな状況だ。 ま、 どのみち A-100Kの本体基板を実装するのは別筐体にするしかないので、背面に別のシャーシーを貼り付け、主要回路は そのシャーシー内へ実装する方向で考えておくことにする。 他と癒着がない小さな回路は、積極的にこのケース内への実装も 検討する。

2007/05/27 Yutaka Kyotani (公開)

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