液晶自作キットEシリーズ D端子変換ケーブル (Page 1 / 1)

 液晶自作キットEシリーズ D端子変換ケーブル


■ 小型で取り回しが楽な D端子を使いたい・・・


Eシリーズ7インチワイド2点セット [E-2P070-TX18D11] を購入してみた。
以前からある液晶自作キットにくらべて、かなり使いやすく感じる部分があり、実際に改良されている部分も多いと思う。 入力が コンポーネント信号に対応しているのもその一つで、公開されているスペックでは D3(1080/59.94i)映像信号への対応は明記されていないのだが、 実際にハイビジョンハンディカムから D3映像を流し込んでやると、きちんと映っている・・・ と (^^)

Eシリーズのキットを購入すると、右下のイメージのようなコンポーネント入力端子が付属してくるが、実際に回りを見渡してみると、 D端子の使用されている機器の割合が圧倒的に高いようだ。 付属品のコンポーネント入力端子に変換ケーブルを継ぎ足して使うこともできるが、 ハイビジョンハンディカムのような小型機器をつなぐにはブサイクな感は否めない。
ということで、簡単に済ませられるレベルで D端子受け ができるような変換ケーブルを作っておくことにする。

▲ 実験中のEシリーズ2点セット[拡大写真]
▲ Eシリーズ添付品と並べてみた[拡大写真]


普段電子工作をしておられる方なら、説明は不要なレベルだろう。
D端子として使われているコネクタは、通称名 MDR-14などとも呼ばれており、同一形状のハーフピッチコネクタは色々な用途で広く使われている。 余談だが、この 14Pinのものは、はるか昔 NEC PC-9801/9821シリーズのノートPCでプリンタコネクタとして使われていたものと同一だ。

このテのコネクタは、端子形状としてはハーフピッチのコンタクトが上下に並んでいるのだが、基板へのマウント部分は 2.5mmピッチの千鳥配列に加工されている。 直接リード線をハンダ付けするのはけっこう大変なので、 ユニバーサル基板の切れ端をあてがい、下側のイメージのように加工してやるのが良いだろう。

▲ コネクタを上側から見る[拡大写真]
▲ 基板のハンダ面から接続を見る[拡大写真]


結線図は、下記の通り。
尚、音声信号の配線はここでは考慮していないので、必要な方は別途 CN16への配線を追加して欲しい。

▲ D端子変換コネクタ結線図


尚、D端子コネクタをマウントする際のネジは φ2.6のものが必要なので、忘れずに用意するようにしよう。 また、パネルに 直にマウントする場合、パネルの板厚にもよるが、ナベ頭のネジではロック金具がはまりにくくなる場合がある。 念のため サラ頭のネジも用意しておくと安心だ。

2008/06/22 Yutaka Kyotani (公開)

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