液晶自作キット Dシリーズ用リモコンを A/Cシリーズで使用する (Page 2 / 2)

■ [ 方法その2 ] 本体側で対応・・・


こちらの方法は条件が限定されるのだが、リモコン側での改造不要な方法を「さらっ」とご紹介しておこう。
  • 液晶自作キットCシリーズを使用している。
  • パラメーター書き換えが行える環境がある (やり方も判っている)
  • 自分が使っている液晶パネルのパラメータファイルが手元にある。
以上の条件が満たせる方は、リモコンのハードをいぢらずに、自作キット本体のパラメータファイル書き換えのみで リモコンの対応を A/Cシリーズ用カード型リモコン か、Dシリーズ用のフツーのリモコン かを切り替えることができる。

ここでは Cシリーズを対象として取り上げているが、Dシリーズでもパラメータファイルは共通 のため、 同じ方法 を使ってリモコンを切り替えることができる。 たとえば、2台並べてリモコンで操作 したい場合など、パラメータ書き換えとリモコン改造を併用 すれば、混信防止 にも使えるはずだ。

冒頭でも記したとおり、2007年6月時点で販売されている液晶自作キット Cシリーズは、初期状態で Dシリーズ用リモコンを認識できるよう、 内部のパラメータが変更済みなのが確認できている。 したがって、これから新品の Cシリーズを購入する方は、ここからの作業は必要ないと思っていただいて大丈夫 だ。
※いつそうなったのかの情報は持ち合わせていないので、正規ルート以外(中古品購入など)で入手したものを使う際は ご自身での確認が必要だ。

・  ・  ・  ・

■ パラメータファイルを書き換える・・・


まず、実機に書き込まれているのと同じ パラメータファイルを用意し、テキストエディタで開いてみて欲しい。
スクロールさせて最後から 2つ目の項目を確認すると、IR select とコメントの書かれたところがある。 パラメータ ファイルによっては他のコメントが振られていることもあるようだが、要はこの項目が 1なら A/Cシリーズ用カード型リモコン、 ここを 0にすると Dシリーズ用リモコン が使えるようになる。



修正が終わったら、パラメータ書き換え用の機器を接続し、書き込みを実行してやれば OKだ。

尚、ここでは パラメータファイルの入手方法書き換えの詳細手順 については触れないこととさせていただく。
パラメータ書き換えには 間違ったパラメータを書き込んでしまう など、 液晶パネルや自作キットメインボードへのダメージ につながる 失敗のリスク もあるので、初めて書き換えを試す という方にはお勧めできない。 くれぐれも 自己責任 でどうぞ。
また、上記の条件に当てはまらない方は、リモコンそのものの改造をどうぞ。 ちなみに、リモコンの改造を失敗しても たかだか千数百円である (^^;


  • このページの記載内容について、Aitendo's電子工房への問い合わせはされませんよう、お願い致します。
  • ハードウェア改造、パラメータ書き換えにはリスクが伴います。 失敗により機器にダメージが及ぶ可能性があり、 アフターサービスを受けることもできなくなるとお考え下さい。
  • パラメータファイルの入手方法、書き換え手順についての問い合わせはご遠慮下さい。
    ※これらをご存知ない方が作業を行うと、失敗する可能性が高いです。 強行しないよう、お願い致します。
  • このページの記載内容は、自己責任においてのみご利用いただけます。 万一失敗した場合にご自身で責任を 取れない方は、ご利用をお断りします。


2007/07/15 Yutaka Kyotani (公開)

トップメニューへ
液晶自作キット製作例集 メニューへ