8インチTFT液晶モジュール TM080VG-A01 分解の巻 (2 / 2) |
■ 何とか動作させてみる・・・ |
盛大に分解したパネルをもう一度組み直し、別途購入した Eシリーズメインボード、I/F変換基板、それに手持ちの
FFCフラットケーブルやバックライトインバータなどを組み合わせて動作させてみることにする。
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I/F変換基板があれば、信号系は ワンタッチ接続 で完結するのだが、このパネルのバックライトは 2灯式のため、
バックライトインバータも 2灯用 のものを用意してやることが必要。 今回は、以前に特価品で出ていた
TDKの CXA-0217を使っている。
マウント状況は、右上イメージの通り。 バックライトインバータと蛍光管を結んでいるケーブルは、片側の長さが足りないため、途中で延長している。 ピンク色の配線 には高圧が加わるため、専用の高圧ケーブルを使うか高圧に耐える絶縁チューブを被せる 等の配慮が必要だ。 また、前頁で記したように、このパネルの蛍光管への配線は、一般的インバータと 高圧側、低圧側が逆転している ので、一旦ハウジングからピンを抜き、 入れ替えてやる 必要がある。 これらを疎かにすると、弱いところで放電する 危険性がある。 |
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ということで、映り具合はこんな感じ・・・。
電源電圧設定用ジャンパーピンは 5V側にセット しておかないと動かないので、お忘れなく。 そのまま信号ケーブルとバックライト系統だけを接続して動かした場合、どうやら 中央のマドが遮光状態 になっているような雰囲気だ。 バックライトの明かりは後ろ側へ だだ漏れ状態 なのだが、前から見ると 中央部分が少し暗く、このまま 普通〜に使う ことは無理がありそうな感触だ (^^; 右上のイメージは、マドを透明状態にしたところ。 パネルの後ろに人形を置いてみたのだが、一応透けてそれらしく見えているようだ。 中央部分の明るさは、相変わらず暗めで遮光状態とそれほど変化はなく、もっと明るく見せようとすれば 別途照明を考える必要がある ように思う。 後ろ側に漏れる光だけでは全く光量が足りていない。 |
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せっかくなので、フレーム部分の「具」に挟まっていた 電極付きパネル で少し遊んでみた。
電圧をかけない通常の半透明のまま、適当なモノの上に重ねて下を見ると、左上のような状態になる。 これに電圧をかけて行くと・・・ あ〜ら 不思議! と、右上のように透明状態に。 これのもっと大きいのが入手できるとウレシイかも (^^) |
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■ 最後に、資料などなど・・・ |
分解・・・ だけの予定だったが、一応関連資料の方も オマケ として掲載しておくことにしよう。
あくまでもオマケなので、あんまり詳しく書いていないが、何卒ご了承を。 |
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最初は、パネルの信号入力コネクタと信号の対応。
ちなみに、変換コネクタを辿って調べたモノがベースになっているので、本来の全ての信号線を正しく解釈しているという保証は ない。 メーカー発行のデータシートにも巡り会えなかったため、あくまで参考資料程度として使っていただきたい。 ちなみに、コネクタの近くには テストポイント用ランド も配置されているので、その気になれば・・・ |
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続いては、バックライトインバータ CXA-0217と、Eシリーズメインボードとの結線。
最初に試した際、なぜかバックライトが点灯しない状態となっており、調べてみると、単に CXA-0217の Vrmt端子と Eシリーズの ON/OFF端子を直結しただけではうまくドライブできないことが判った。 正規に対策するのも面倒なので、 とりあえず、パネルへ行く信号線の変換コネクタから LCD PWRをお裾分けしてもらい、無理矢理 ON/OFF制御させている。 そのため、 正規の状態より一瞬早く点灯してしまうようなので、ずっと使うのなら対策が必要だろう。 |
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最後は、電極付きパネルを制御するための、制御電圧発生回路。
何も判らない状態で、手探りで実験し始めたのだが、結構な高電圧が必要なことが判明。 まだ自分でも 本当にコレで良いのかよく判っていない 部分も多いので、回路図だけを 参考程度に記しておくことにする。 ちなみに、さわると ビリビリ来る電圧 なので、取り扱いにはご注意を! |
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2009/06/28 Yutaka Kyotani (追記)
2009/07/05 Yutaka Kyotani (追記・正式公開) | ||||
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