液晶モニタシステム 回路構成について (Page 1 / 2) |
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今回使用する液晶パネルの水平表示期間は 480Dotとなっているため、ブランキング期間を考慮すると 水平走査周波数の 600〜610倍程度のクロックを生成させることになる。 周波数的には約 9.5MHz程度となり、PLLは汎用の 74HC4046で十分対応可能な範囲だ。
映像信号 R0〜5, G0〜5, B0〜5 RGB各6Bit(64階調) 26万色 ドットクロック NCLK 約9.5MHz(15.75KHz×600〜610程度) 電源 3.3V 約150mA バックライト インバータ内蔵 12V時 約650mA 解像度 水平480Dot×RGB 垂直234Line 縦ストライプ 同期信号 ENAB(表示エリア識別を兼ねた混合同期)
ここまでなら楽勝である (^^)
1. ドットクロックを分周して H-SYNCおよび、PLLに位相比較用としてフィードバックする基準信号を生成する。 2. H-SYNCを分周して同期分離回路からの V-SYNC(不連続)と同期を取り、連続化された V-SYNCを生成する。 3. 上記タイミング信号を論理演算して表示エリアを識別、ENABを生成する。
この中で最も負荷が高いのは オンスクリーン・ディスプレイ だ。 しかし、今回は 表示パラメータの変更機能を付けようとしている訳で、どこかにパラメータの設定値を表示する機能を付けておかないと 変更中に何が何だか判らなくなる可能性がある。
4. OSD(オンスクリーン・ディスプレイ)。 5. 表示パラメータの変更。 6. 入力切替。 7. 設定値の記憶。
ちなみに、H-SYNC、V-SYNC、ENABはロジックレベルのまま使用するので、出力ラッチ 74VHC574へと接続している。 但し、H-SYNC、V-SYNCはこの液晶には供給する必要がないため、現状ではテスト用という位置付けだ。
◆ 入力 ◆ ・ ドットクロック ・ V-SYNC(不連続) ・ 操作スイッチ(項目選択と値上下、合計3個)
◆ 出力 ◆ ・ PLLへのフィードバック基準信号
※この信号を基準にして PLLがドットクロックの周波数と位相を合わせ込んでくれる。・ H-SYNC ・ V-SYNC ・ ENAB ・ 入力切替信号 ・ 画像調整信号 ・ OSD信号
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