8インチTFT液晶モジュール TM080VG-A01 分解の巻 (1 / 2)

 8インチTFT液晶モジュール TM080VG-A01 分解の巻・・・


■ 2月に買った特売品 TM080VG-A01 だが・・・


元々、このパネルは パチスロ用 として使われていたものと思われる。 2009年2月頃、 Aitendo's電子工房の特売品として出ていたものを 珍しさにつられて購入 したのだが、 信号ケーブル接続用の変換コネクタなど、必要なパーツの 購入を失念 していたという お恥ずかしい状態で、データシートなども発掘できなかったため、当然のことながら応用は進まず・・・ と (^^;

時は過ぎ 2009年5月、別の買い物ついでに I/F変換基板、専用パラメータ書き込み済み Eシリーズメイン基板などを 奮発してみた。 それに手持ちの FFCフラットケーブルやバックライトインバータなどを組み合わせて動かして みたのだが・・・ 正直な感想としては、オモシロイんだけど、やっぱり実用的ではないよネ! というところかな (苦笑)
とりあえず、このまま闇に葬るのももったいないので、ごくごく簡単に、ネタとしてまとめておきたいと思う次第だ。 「これはスバラシイ」という 利用法を思いついた方、ぜひ 掲示板 の方にでも足跡をど〜ぞ。

ということで、最初はお決まりの分解〜っと。


▲ パネル背面上側から[拡大写真]
▲ パネル背面下側から[拡大写真]


液晶パネル背面中央にマドが開いており、透明なアクリル板が見える。
通常のパネルと同様、バックライト用と思われる高圧ケーブルらしきものが 2本生えている他、正体不明の 黒いケーブル。 それに、インターフェースの一部が収まっていると思われるケースが下部に取り付けられており、 信号ケーブル用のフレキコネクタもマウントされている。

このマドの部分には、スロットの心臓部とも言える ドラム が来るはずなのだが、 どんな構造で取り付けられているのかは、この状態では知る由もない。


▲ インターフェース&信号コネクタ[拡大写真]
▲ バックライト配線が逆転??[拡大写真]


左上は、インターフェースの収まっている箱から顔を出している信号ケーブル用フレキコネクタ。
そして右上は、バックライト用コネクタを手近なインバータに嵌合させてみたところ。
どうやら 高圧側と低圧側が入れ替わっている ような感じだ (^^;
リード線の材質やパネル本体へのマウント方法が違うっぽいので、入れ替わった状態のままうっかり使うと、どこかで 放電しそうな予感 がするんだけど・・・ 早めにインバータ側に合わせてピンを差し替えておくのが吉かな。


▲ インターフェース部ケース内[拡大写真]
▲ ここまでの部材を外して並べた[拡大写真]


インターフェースの収まっている箱を開け、分解して部材を並べたところ。
この箱の中には別のフレキコネクタが 2つ取り付けられており、さらに液晶パネル本体へと接続されている。


▲ インターフェース基板オモテ[拡大写真]
▲ インターフェース基板ウラ[拡大写真]


上のイメージは、インターフェース基板をそれぞれオモテとウラ側から見たところ。
基板オモテ側向かって左上には “TORiSAN”ロゴの入った ICがマウントされており、おそらく一次処理が行われた後、 ロウ、カラム用の信号に分かれて 2つのフレキコネクタへと配線されている。
そして、向かって右側ほぼ半分は、電源関係のパーツで占められている。


▲ さらに分解、パネルフレーム部[拡大写真]
▲ コネクタ付近をアップで見る[拡大写真]


パネルをさらに分解、ケースを構成しているパーツを取り外して行く。


▲ パネルそのものとドライブ回路[拡大写真]
▲ バックライト蛍光管とフレーム[拡大写真]


ついに、パネルそのものが分離された。
ガラス基板のサイドにフレキが付いて、その上にドライバチップがダイレクトにマウントされている。

右上のイメージは、フレーム部分とバックライト用蛍光管。
ネジを外して行くだけで、どんどん分解が進む・・・ (笑)
バックライト用蛍光管も、ご覧の通りフレーム部分から抜き取ることができる構造になっている。


▲ バックライトフレーム部分の「具1」[拡大写真]
▲ バックライトフレーム部分の「具2」[拡大写真]


バックライトの蛍光管が収まっていたフレーム部分をさらに分解。
バラしてみると、中には結構な「具」が詰まっている様子が読み取れる。
サイドから照らす蛍光管の光を均一な配分で導光するためと思われる、模様の付けられたアクリル板。 それに、反射用や 均一化用と思われるフィルム。 右上のイメージに映っているのは、電極の付いた半透明のパネル・・・ う〜む。

とりあえず、組み立て直して動かしてみるとしますか?!



2009/06/21 Yutaka Kyotani (暫定公開)
2009/06/28 Yutaka Kyotani (追記)
2009/07/05 Yutaka Kyotani (正式公開)

トップメニューへ
液晶自作キット製作例集 メニューへ
何とか動作させてみる へ