■ 玉入れゲーム用カウンターの製作
◇はじめに・・・
もう2001年のことになるが、ここの掲示板で‘カウンター’についての質問が投稿されたことがあった。 掲示板上での私からの回答として 10進カウンターの
ICや BCDコードについて説明したり、R/S FFによるチャタリング防止回路などについて、何回かに分けて一通りやりとりの後、
回路例 の説明も付けて「ここまでできたら次は表示について検討しましょうね」
ということにしていたつもりである・・・
その後しばらく連絡がなく、どうなったのか気になっていたのだが、ある日こんな内容のメールが届いていた。
実は、あれからいろいろやってみたのですが、どうしても完成というところまで行きません。
かれこれ部品も、かなり無駄にしてしまい、残りの部品も予算的に、1セットとなってきました。
それで同じ研究員のみんなと相談したところ、「もう人に頼るしか無いのでは?」ということにまとまりつつあります。
ちょいと待てよ。 まだ結論を急ぐには早すぎるような気はするのだが・・・
色々聞いてみればまだ学生さんということで、卒業制作のネタとして作り始めたはいいが、行き詰まっている状態とのこと。 極めつけは、
先生が人に頼むことについても了承しているらしく、「技術料は一万円だ」とかいうことを言われたとか、言われなかったとか・・・
ま、私も迷ったんですがねぇ・・・ とりあえず、簡単に済ませるレベルで引き受けることにし、仕様の調整に入ることにした。
■ 示された仕様
- 表示はできる限り大きく、目立つものが良い。
- カウンターの表示桁数は3桁、但し1の位の表示は0に固定。
- 電源は電池でもコンセントでも良い。 可能ならコンセント、厳しいなら動けばなんでも良い。
- 押すと10点追加。 できれば短期間で2〜3回連続で押しても、10点しか加算されないようにしたい。
- 点数が入るたびに音を出したい(ピンポ〜ン♪とか、ブザー音など)
ちなみに、イラストをスキャンした概略図が添付されていた。
うーん、これじゃ初めての人には無理だわ (^^;
ちなみにこちらからの条件は、部品代と送料のみ先払い、技術料については「後から相談しましょう」ということで
一旦引き受け、完成写真を含めて、このカウンターが使われている成果物に対しての資料を送ってくれれば
技術料を優遇。 「場合によっては無料にする」とのコメントを付けて返した。
ということでカウンターユニットを 2001年12月中旬に発送、その後何ヶ月かが過ぎ、卒業制作の課題は
無事に出来上がったようである。 本人さんも卒業され、つい最近写真と資料が送られてきたので、ここで
制作過程を色々振り返りながら私なりにまとめてみることにした。
◇製作説明・・・
- ・ ・ ・ ・ 各種資料 ・ ・ ・ ・
- ☆全体
- 基板拡大イメージ
裏面
回路図
☆電子工作情報交換室過去ログ
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No.309, No.313, No.319, No.349, No.352
No.445, No.449, No.452, No.453, No.492, No.496
過去ログページへ
2002/07/23 Yutaka Kyotani