DEMIO CYBER NAVI化大作戦〜 リアモニター接続準備 (Page 1 / 2)

 リアモニター接続準備


■ CYBER NAVI本体は届いたが・・・


▲ 動作確認中の Eシリーズ2点セット[拡大写真]
2008年6月下旬にナビ本体が届いたのだが、まだしばらくは 色々と儀式が必要純正オーディオ取り外し が完了しそうもないため、その間に色々と調べモノや準備作業を行っておくことにする。

最初はやっぱり リアモニター接続準備 かな・・・ ということで、先日仕入れた 液晶自作キット Eシリーズ7インチワイド2点セット [E-2P070-TX18D11] を コンポーネント接続 するための確認から始めてみたいと思う。

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■ NAVI本体の端子を探る・・・


最も簡単にリアモニターを接続する方法は、コンポジット接続 である(笑)。 音声出力端子などが出ている ハーネスの中に、“リアモニター出力”と書かれた黄色いピンジャックが出ているので、そこにそのままコンポジット接続・・・ で済ませることもできる。
しかし、せっかく WVGA相当の信号を出すことができるのだから、ぜひとも今回は コンポーネント接続 で行ってみたいところだ。

ということで、NAVI本体から出ている コンポーネント出力端子 を見てみよう。


▲ NAVI本体の出力端子[拡大写真]
▲ 専用コンポーネントケーブル[拡大写真]


左上のイメージが、NAVI本体 (モニターユニット)から出ているコンポーネント出力端子。
背面にスペースが取れなかったのか、中継タイプのコネクタが使われている。 コネクタそのものは、他のパイオニア製モニターに使われている 専用コンポーネント入力 と同じもので、ピン数も 26Pinとかなり多い。

右上は、専用26Pinコンポーネントケーブル CD-CP302。
コンポーネント端子は 同じ色同士 を接続することになっており、NAVI本体側には 青いコネクタ を差し込むのが正しい使い方のようだ。 メーカーからは CD-CP300、302という二種類のケーブルが発売されており、何れも片側がストレート、もう一方が L型コネクタなのだが、どちらが青色(NAVI本体側)かが違っているらしい。 ちなみに、CD-CP302の場合は L型が青色(NAVI本体側)、ストレートが白色、 CD-CP300の場合は、L型が白色(モニター側)、ストレートが青色 とのことだ。


▲ 端子部分をアップで[拡大写真]
▲ ハウジングをバラしてみた[拡大写真]


コネクタをアップで映してみたところ。 メーカーはMITSUMIかな。

ついでに、カバーを外しやすそうなストレートタイプのコネクタをバラしてみた。
こんなコネクタの加工は 自分ではやりたくない と思いながら、しばし観察・・・ と。
コレを見る限り、配線は 26本全てが使われている訳ではなく、一部シールド線や同軸の類が端末処理されて接続されている様子が伺える。 当然ではあるが 信号線の仕様が入手できる訳でもないので、結線を調べながら 使われている線種などから信号を推測 して行く作業が必要になると思われる。


▲ 途中を潔く切断っ![拡大写真]
▲ 入力端子に仮接続[拡大写真]


ということで、ケーブルの途中を潔くバッサリと切断してみた。
さすが総合AVメーカーの製品らしく、品質の良さそうな線材が使われている。 アルミテープでシールドされた同軸っぽいのが3組、 極細のシールド線が4組、2芯シールド線が1組のほか、単独の線も5本ほど使われている。
まぁ、この時点でコンポーネント映像信号が通っていそうな配線は、ほぼ予想の範囲である。 あとは、実際に信号を出してみてオシロで 当たってウラ取りをすることと、コネクタへの結線を調べておけば十分だろう。




既に Eシリーズ付属品の入力端子にリード線が半田付けされてしまっているが・・・
コネクタへの結線を調べたものに、信号名を書き加えてみた。 まだ必要なものしか調べていないので、今後範囲を拡げて行きたいと思う次第だ。
本来この端子が接続される相手方のモニターには音声入力が備わっており、専用コンポーネントケーブルで接続 すると、音声信号もワンタッチで接続される はずである。 が、ざっと調べた感じでは NAVI本体のコンポーネント出力端子には 音声信号は出ていない と思われる。 単に接続を省略されているだけなのか、それとも何か見落としがあるのか・・・

あと、パイオニア製の リモコン信号出力端子付きリアモニター を接続すると、NAVIの一部機能が コントロールできるらしいので、次頁でこちらも調査、追記しておいた。(2008.08.31追記)

今回は専用コンポーネントケーブル CD-CP302を購入の上で加工するという方法を選んだのだが、結線状況を調べてみると、 青色/白色コネクタとも同一結線 のようだ。 現物を見ている限りでは、色が違うと差し込めない ということもなかったので、CD-CP300でも 302でも、どちらを選んでも構わないと思う。
これらの結果からすると、パイオニア製リアモニターを他社 D端子出力付き機器に接続するための CD-CPD300なども脈アリかも知れない。

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■ MAP画面はリアモニターに映せない?! 情報求む!・・・


実は、このCYBER NAVI購入前に、大手カー用品店を何店か覗いたことがある。
自分ではあまりクルマでテレビやDVDを観る習慣はなく、どちらかというと音楽を聴くことが多いので、1人乗車時もリアモニターに MAP画面を出しておけたらオモシロイかな と思っていた。 どうやらパイオニア製の NAVIでは リアモニターにMAP画面は出せないらしい というのも判ってきたのだが、何故か 店頭ではしっかり大型TVにMAPが出ている と・・・。
ある店で店員と話をしていたところ、どうやら 店頭デモ専用ハーネス なるモノが存在しており、NAVI本体を開けて ハーネスの差し替えをすると、そのテのデモにも対応できるようになるらしい。

結局のところ、7万円近い価格差 に負けて NET通販で購入 してしまったので、その店員からはここまでの情報のみで終わっている。
実は、念のために NAVI本体とモニターユニットを結ぶ 3mモノの 34Pin RGBケーブル を同時購入してあり、コイツを途中でぶった切ってやれば アナログRGB信号に巡り会えるかも というひそかな期待を持っていた。


▲ 専用34Pin RGBケーブル[拡大写真]
▲ 端子部分をアップで[拡大写真]
▲ ハウジングをバラしてみた[拡大写真]
▲ やっぱり途中を切断 (^^;[拡大写真]


まだ全部の信号を調べた訳ではないことを、一応前置きするが・・・
オシロのプローブを当てつつ見ていると、どうやら MAP画面はディジタル伝送? という雰囲気が漂ってきており、 このままだと期待は崩れ去る運命なのかな・・・ と。

ということで、情報提供のお願い を一発。
関係者、または情報通のみなさま、上記 店頭デモ専用ハーネス についての情報をお持ちの方がおられましたら、ぜひ 掲示板 の方にでもリークしていただければ、たいへんありがたいですぅ m(__)m

2008/07/13 Yutaka Kyotani (暫定公開)
2008/07/20 Yutaka Kyotani (追記)
2008/08/31 Yutaka Kyotani (追記)
2008/09/14 Yutaka Kyotani (正式公開)

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