XRGB-1の改造ポイント (Page 5 / 5)

4.ケースの加工と取付金具について・・・

最初はケース底面のゴム足部分にネジ穴をあけ、底板をじかに液晶ユニットにネジ止めしてしまうつもりで準備をしていたのだが、 この構造だと何かの事情で XRGB-1を外したくなった場合、いちいち液晶ユニットを分解してやらなくてはならない。 途中まで組み立てて 実験中、あまりにメンテナンス性が悪いのに業を煮やして構造見直しの結果、マウント用の金具を別途作成することにした。
尚、XRGB-1内部のアナログ回路の真下にスイッチング電源がきてしまう関係で何らかのシールドが必要になるのだが、 ちょうどこのマウント金具がシールド板の役目も兼ねてくれるため、好都合だ。

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■ 何の変哲もない、ネジ山付きL金具。
液晶ユニットにシャーシー用アルミ板を取り付けるためにも使っているものだが、今回はこれをペンチと万力で ネジ山を潰さないよう慎重に平らに伸ばし、XRGB-1のケース内部に装着してネジ止めのサポート用に使用する。
ちなみに、右側 2つが伸ばした状態のもの。 この状態で、ネジ穴とネジ穴の間は 17mm程度になる。
■ XRGB-1前面のパネル部分
フラットケーブルを通せるよう、左上部を削り取っておく。 また、左側の下部は貴重な空きスペースでもあるので、 マウント用金具取り付けのために先ほどの L金具を伸ばしたものを 2個取り付けておく。
■ XRGB-1ケース右側側面
ケースの右側にも伸ばした L金具を 2個装着する。 この写真には写っていないが、前寄りにももう一つ装着されている。
このように 2つあるネジ穴の片方を L金具の固定用に使用し、もう片方を外からマウント用金具を取り付けるために 使用する。 L金具固定用のネジは短めのサラネジを使用し、ケースにもサラ加工を施してマウント用金具の表面に 当たらないようにまとめると良いだろう。
■ マウント用金具
今回作成したマウント用金具。 底面にはゴム足が支障しないよう、大きめの穴をあけている。
この金具を、前面と右側面 2ヶ所ずつ、先ほどの伸ばした L金具にネジ止めしてやる。 後面は PC用 CRT入力コネクタを「使うことはないだろう」と割り切り、ケーブル固定用のネジ穴を GNDへの接続も兼ねて使わせてもらうことにする。
この写真の状態では液晶ユニットに取り付けるためのネジ穴はまだ未加工だ。 尚、寸法は ケースの外形が直方体でない関係もあって、限りなく現物合わせである (^^;;
■ 改造が完了した XRGB-1
内部の改造と信号引き出しが完了、フタを元通り装着してみた。 前面のフラットケーブルが少し鬱陶しいことを除けば XRGB-1そのものである。
内部の機能は改造前のものを一切損なわないように配慮したため、元の ACアダプターをつないでやれば 今まで通り単独での使用も OKだ (^^/v


2001/09/15 Yutaka Kyotani
2001/10/07 Yutaka Kyotani (P4〜P5 追記)

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