パチンコ台 '中古モニタ' 活用術 |
■ パチンコ台の中古部品再び・・・ |
1990年代後半からジャンクショップによく並ぶ代表的なものの中に、パチンコ台の中古モニタがある。
昔ながらのCPUボードやLED使用の表示回路なんかもちょくちょく見かけることがあるが、 代表格はやはり「液晶パネル」だろう。 以前に「平和」の液晶パネルをパソコンで制御して絵柄を表示させる実験をしたことがあるが、今回は ビデオモニタとして使うための実験をメインに構成してみた。 テレビやゲーム機の画像を映すための基本的な情報の他に、 機種毎に異なる改造法などのテクニックにも触れて行きたいと思う。 近年、パチンコ台に使われるモニタも大型化、高解像度化が進行中だが、 今後も液晶モニタやチューナーなどで「私の興味を引く」ものが手に入れば随時レポートを追加して行くつもりなので、 どうぞお楽しみに! |
■ 実験の前に・・・
結構このテの液晶パネルを購入して使ってみたことがある人は多いのではないだろうか?
最近は簡単なデータシートがついて売られているものが多いので、あまり癖の強くない液晶パネルなら、 簡単にゲーム機につないで楽しむことができるようである。 しかし、単につないだだけでは画面が暗すぎたり、 同期が取れずに画面が流れてしまったりという、イヤな経験をお持ちの方も中にはあるはずだ (^^;; このページでは、一つの「標準」となるものを定義し、基本的に全てそこにつながるように持って行くことを 「目標」とした。 内容は図の通りだが、これ即ち EIAJ仕様のアナログ RGBインターフェース規格そのものなので、 この規格を守る限り、21PinアナログRGB端子のある家庭用ゲーム機は問題なく接続OKだ。 今回、各液晶パネルはなるべくオリジナルの状態で使用し、外部に若干のインターフェース回路を追加することで この仕様になるようにしてある。 下の図で黄色い枠囲みの部分がそのインターフェース回路だ。 尚、VGAやSVGA解像度の大型・高精細液晶を積んだ台は、この構成が当てはまらないため、別途補足説明を加えている。 とりあえず、今回は家庭用ゲーム機として SONYの PLAYSTATION(初代)または、PLAYSTATION2、テレビとしては秋月電子から発売されている TVチューナーユニット(+TV3チューニングキット付き)に CXA1621S使用の RGBデコーダーキットを接続したものを評価用として使用した。 また、 CXA1621S使用の RGBデコーダーキットは 2006年現在販売終了しているため、新規の解説では、同社の RGBコンバータV2を使用している。 厳密にいえば、これらの RGBデコーダーは同期分離回路を内蔵しており、ロジックレベルの複合同期信号が 出力されるようになっているため、同期信号ラインの 75Ω終端は行わないこととした。 PLAYSTATION接続時に必要に応じて 75Ωで終端し、同期の乱れがないかの確認結果を各モニタ毎にコメントしている。 ちなみに、21PinアナログRGB端子の規格を見ると、ここは「映像信号」となっている。 信号レベルは 75Ω終端時に1Vpp(映像信号として0.7Vpp)となっているので、液晶パネルによっては、別途「同期分離回路」 を付けてやらないと動作しないものがあるかも知れない。 |
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